◆水柱・冨岡義勇(とみおか・ぎゆう) 鬼に変貌した妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻したいと申し出た炭治郎を鬼殺隊に導いた。師範が一緒なため炭治郎と同じ「水の呼吸」を使う。表情が乏しく、無口で単独行動を好み、協調性がないので柱の中では浮いた存在。他人から嫌われている自覚もないほど鈍いが、心には静かな闘志と優しさを秘め、天然っぽいところが炭治郎と重なる。炭治郎と禰豆子の良き理解者。
◆炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう) 「炎の呼吸」の使い手で、映画版の主要キャラクター。映画では主人公のことを「溝口少年」と間違った名で呼び続けたり、ひたすら弁当を食いながら「うまい」と言い続けるなどマイペース。一方で、正義感にあふれた”親方気質”で年下思い。映画では炭治郎らを守り通して、責務を全うした。
◆蟲柱・胡蝶(こちょう)しのぶ 動きが速いが、小柄で非力な面を補うため毒で闘う、独自の流派「蟲の呼吸」を使う。時に冷徹で辛辣(しんらつ)な言葉を浴びせる辛口キャラだが、実は面倒見が良い。後継者に、炭治郎の同期で「花の呼吸」を使う栗花落(つゆり)カナヲがいる。常に笑みを絶やさずにいるが、本心からではなく辛い過去が影響している。
◆音柱・宇髄天元(うずい・てんげん) 忍者の末裔(まつえい)で鍛えられた肉体を持ち、長身なイケメンキャラ。我流の「音の呼吸」を使い、クナイや火薬玉といった忍者らしい道具も使う。ピアスや宝石をあしらった額など派手な装飾品を身に着け、言葉遣いは乱雑だが、元「くノ一」の妻3人に「任務より自分の命を優先するよう」命ずるなどおとこ気あふれる。
◆恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり) ほれっぽい性格で、他人のささいな言動にキュンキュンする恋多き女性で独自の「恋の呼吸」を使う。女性ならではのしなやかさを生かすグネグネした特殊な刀を扱う。1歳2カ月で15キログラムの漬物石を持ち上げるなど天性の怪力さを持ち、恐れをなしたお見合い相手と破談した過去を持つ。自分らしさを失わず、ともに過ごせる伴侶を見つけるため鬼殺隊に入った。
◆霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう) 最年少の柱で「風の呼吸」から派生した「霞の呼吸」を使い、先輩からも一目置かれる才覚を持つ。ぼんやりとした性格で、当初は表情も乏しく、合理的な思考を徹するがゆえ配慮に欠けた言葉が多く、炭治郎を怒らせたりした。実は双子の兄がいたがその存在が彼の性格に影響している。炭治郎との出会いでのちに性格が柔和になる。
◆岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい) 最年長で最強の柱で「岩の呼吸」の使い手。鉄球と斧を鎖でつないだ特殊な武器を操る。盲目で涙を流して話すことが多く、手には数珠を持ち「南無阿弥陀仏」としょっちゅう念仏を唱える住職のようなキャラ。過去の経験から子どもに不信感を抱いていたが、炭治郎に出会って気持ちが変化する。
◆蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ・おばない) 蛇を連れ、「蛇の呼吸」を使う。左右で目の色が異なり、過去に経験した悲劇から口元を包帯で隠している。感情の起伏があまり見られないが、甘露寺蜜璃には特別な感情があるようで、敵に「近づくな」と身を呈して彼女を守ったりする誠実さやピュアさも併せ持つ。
◆風柱・不死川実弥(しなずがわ・さねみ) 炭治郎の同期である不死川玄弥(げんや)の兄で「風の呼吸」の使い手。目上の者への敬意や忠誠心を示し、規律は重んじる一方で、短気で乱暴者で血気が盛ん。弟の玄弥も粗雑に扱い、常に罵倒するが、これは兄弟が経験した過去の悲しい出来事が関係している。
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