2025年11月24日月曜日

日本銀行が2025年11月11日に公表した新券切替率62.5%

 2025年11月11日時点での新券切替率は62.5%とされています。これは、新しい日本銀行券(新券)が発行されてからおおよそ1年が経過した時点でのデータです。直近の2024年7月3日に発行開始された新しい日本銀行券では、発行後1年時点での流通規模は発行高全体の3割に満たず、2004年の前回改刷時と比較して半分以下のペースで切り替わりが進んでいる状況です。


新しい日本銀行券の普及状況 ~ 改刷から1年を経て

低位で推移している背景 新券切替率が過去と比較して低位で推移している主な要因としては、以下の点が挙げられています。 銀行券発行残高の増加: 市中に流通している銀行券全体の量が増加しているため、新券の割合が相対的に低くなっています。 銀行券受払高の減少: 日本銀行と金融機関の間でやり取りされる銀行券の量が減少していることが影響しています。 社会情勢の変化: キャッシュレス決済の普及など、現金を取り巻く環境が大きく変化したことにより、新券への需要の強さが前回改刷時とは異なっていると考えられます。 タンス預金の積み上がり: 現金を自宅に保管する「タンス預金」が増加していることも、新券への切り替わりを遅らせる要因となっています。 民間金融機関の繰り回し利用の増加: 金融機関が手元にある旧券をそのまま再利用するケースが増えていることも、切替ペースに影響しています


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