2019年2月19日火曜日

所得税率の算出で控除額とはなにか?

所得税を求めるときに
累進課税となっており
下記表で税率をかけて所得税を求めますが
控除額は なにに使うのか?

課税される所得金額 税率  控除額
 195万円以下 5% 0円
 195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円 
 330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
 695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
 900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円 
 1,800万円を超え4,000万円以下 40% 2,796,000円
 4,000万円超 45% 4,796,000円

累進課税ということですが
所得税は 段階的に税率がかかります
195万までは 5%ですが
それをこえて
330万までの 135万分は10%ということです

つまり
330万は
195万+135万=330万ですが
195万は5%
135万は10%

と分解して税率がかかってきます

なので 195万×5%=9万7500円
135万×10%=13万5千円
で 合計23万2500円
が税金になります

所得税の求め方で 330万稼いだ時にいくらの税金か?
上記のように ばらけて計算すれば 数字が出ますが
195万から330万の時には 195万以下の税金はわかるわけですから

330万に10%をかけて 195万以下の税金を差し引けばよいのです
先に ばらばらに計算したとき 23万5千円が納税額ですが

195万の税金は9万7500円ですが
330万に10%をかけると 33万になります 
これは 330万すべてに10%かかってしまいますが
195万は5%です そして 税金は97500円です
なので
33万-97500円=23万5千円となり
所得に該当する税率をかけて 控除額を差し引くと税金が求まるのです

所得が695万であれば
195万+135万+365万=695万
ですが
195万が0.5% 97500円
135万が10%  13万5000円
365万が20%  73万
で 合計 962500円

695万全体に20%かけると 139万になりますが 税金としては
962500円でよいので
控除額の427500円を差し引くと
139万-427500円=962500円となり
所得に該当する税率をかけて 控除額を差し引くと税金が求まるのです
 




0 件のコメント:

コメントを投稿