2015年5月12日火曜日

しんかい6500   2015年5月16日 25周年記念イベントが開催


今年は有人潜水調査船「しんかい6500」展示、
「しんかい6500」の25周年記念イベントが開催
 http://www.jamstec.go.jp/j/pr/public_open/yokosuka/2015/index.html


日時: 2015年5月16日(土)9:30~16:00(15:30受付終了・雨天実施)


http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/shinkai6500.html


http://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/


「しんかい6500」は、深度6,500mまで潜ることができる潜水調査船です。
1989年に完成し、日本近海に限らず、太平洋、大西洋、インド洋等で、海底の地形や地質、深海生物などの調査を行い、2012年には通算1300回目の潜航を達成しました。
現在運航中の大深度まで潜ることのできる有人潜水調査船は、世界でも7隻しかありません。その中で「しんかい6500」は、日本のみならず世界の深海調査研究の中核を担う重要な役割を果たしています。








地球内部の動きをとらえる
巨大地震の発生場所であるプレートの沈み込み域、新しくプレートが生まれる中央海嶺域など、地球内部の動きに大きく関わる現象を調べ、地球のなりたちを解明します。
生物の進化を解明する
深海という未知の世界の探査は、これまで多様で独自性に富んだ生物群や化学合成生態系の存在を明らかにしてきました。化学合成生態系とは、太陽エネルギーにほとんど依存せず、地球内部から湧き出す湧水に含まれる硫化水素やメタンをエネルギー源とする化学合成細菌が作る有機物に依存する生態系です。これら深海の生態を調べることで、生物の起原や進化の過程を解明できると期待されています。
深海生物の利用と保全
今後人類が直面する食料問題などに向けて、深海生物資源の持続的な利用や、多様な生理機能を有する深海生物の遺伝子資源の研究が必要とされています。
熱・物質循環を解明する
気候変動や潮流の強弱など地球を取り巻く環境変動の歴史は、海底に堆積したさまざまな物質中に記録されています。こうした記録を採取し解読しています。また、海底の熱水活動により放出される熱や物質は、地球環境に少なからず影響をもたらしてきました。海底熱水系を理解することは地球の環境変遷を理解することにつながっていきます。


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