2021年10月12日火曜日

1億円の壁の元ネタ はここかな? 国税庁 申告所得税標本調査 

 金融所得課税で話題が出た 1億円の壁

所得で1億円を超えると税の負担率が減る というものです

申告した人のお話しなので 特定口座だけで申告していない人はこの調査から漏れているのでは?

さておき

標本調査結果|国税庁 (nta.go.jp) 

申告所得税納税者について、所得者区分別・所得種類別の構成、所得階級別の分布及び各種控除の適用状況の実態を明らかにし、併せて租税収入の見積り、税制改正及び税務行政の運営等の基礎資料とすることを目的

概要の第24表にでています 上記サイトは2019年 ちなみに 2018年との比較も。。(URLの2019を2018に変えればよいです)

所得税、復興税の負担割合
100万円以下     1.3%   2018年 1.3%
100万超200万円以下  2.2%   2.3%
200万超300万円以下   2.8%        2.9%
300万超500万円以下   4.1%        4.2% 
500万超1,000万円以下 8.3%     8.5%
1.000万超2,000万円以下 16.1%  16.2%
2.000万超5,000万円以下 24%    24.2%
5.000万超1億円以下    27.9%  28.2%
1億円超         23.2%  23.9%
総平均        14,7% 15%


控除後の所得額と税額見ても 近い数字なので

根本的に 所得にかかる税額の割合が 1億越えの負担が低い

と考えると 総合課税ではない (累進課税ではない)所得

の影響で下がっているのだろう ということですね

海外FXや仮想通貨などは総合課税 国内FXや先物取引などは申告分離課税

株は特定口座なのですから 申告しない ということのほうが 多いのではないかと思うのだが どうなのだろうかね。

株式譲渡所得課税のほかに分離長期譲渡所得も1億越えでかなりの金額となっている


さて

特定口座のできた2003年みたら 1000万越えでまとめられているので

特定口座の影響は判別できないです

2004年

500万超1,000万円以下 7.2%

1.000万超 18.6%

FXの申告分離課税は2005年

2006年

500万超1,000万円以下 8.8%

1.000万超 19.3%

平成20年 2008年から 細分化

標本調査結果|国税庁 (nta.go.jp)

2.000万超5,000万円以下 24.4%    
5.000万超1億円以下    28.3%  
1億円超         24.2%  
総平均        13,2% 


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